二二 一 太刀にかはる身と云事

原文

  1. `身にかはる太刀
  2. `共いふべし
  3. `惣て敵を打身に太刀も身も一度には打ざるもの也
  4. `敵の打縁により身をばさきへうつ身になり太刀は身にかまはず打所也
  5. `は身はゆるがず太刀にて打事は有れ共大形は身を先へ打太刀をあとより打ものなり
  6. `能々吟味して打習ふべき也